おんねゆ温泉 山の水族館
Mountain of Aquarium
出典:山の水族館
山の水族館(やまのすいぞくかん YAMA NO Aquarium)は北海道北見市留辺蘂町(るべしべちょう)の温根湯温泉(おんねゆおんせん)にある淡水魚の水族館。北の大地の水族館とも呼称される。
大雪山のふもとに建つ水族館で、淡水魚を展示している。前身の「山の水族館・郷土館」は集客減が続き、2012年のリニューアルでは3億円余りの予算が提示され、これを受けて、水族館プロデューサー・中村元が新しい水族館を監修した。世界初の「川が凍る水槽」や、日本初の「滝つぼ水槽」などがつくられ、リニューアルして半年以内に、前年比数倍の入館者を集めた。巨大イトウを群れで飼育したり、温泉(冷泉)を利用したりしている。また、水族館の温泉水は魚の成長を早めることが確認されている。
リニューアルした館には、屋外にある川の水面下を断面図のように観察でき、冬は水面が自然に凍る世界初の「川が凍る水槽」(半水面水槽)、日本初の「滝壺を下(底)から見る水槽」、日本最大級の「天然イトウ大水槽」など21個の水槽[1]がある。改修は、複数の水族館で行動展示を実施した実績のある水族館プロデューサー・中村 元がプロデュースした。 中村は、水の中にいるような水中感と浮遊感、自身が”水塊”と呼ぶ水のかたまりを感じることや、“行動展示”ないし“自然のまま”とも表現される「生き物を動かすこと」の2つにこだわった。 加えて総工費約3億5千万円という予算にあわせて建設費の削減に努め、自身もボランティアで制作・監修を行い、「淡水水族館としては日本最高の水塊を誇る」と自負する施設をプロデュースした。また中村は、「川の展示における水塊」としても“日本初”と考えている。
【施設】
旧・山の水族館・郷土館も、新・山の水族館も、巨大イトウを始め、北海道内に生息する淡水魚のほか、温泉水を利用して熱帯魚を展示する日本でも異色の水族館として知られ、北海道内の淡水魚を中心に、世界の熱帯魚も含めて50種類以上が飼育されている。旧館では2000年には辰年記念として、海水魚のタツノオトシゴを飼育することもあった。山の水族館へのリニューアル後も飼育種はほぼ変わらないが、前述のとおり、川の流れの再現や、水面に氷を張らせるなどの生態展示を行う。
そして展示は大きく「北海道の森と川」エリアと、「世界の熱帯魚」エリアの2つに分けられている。 また、山の水族館の地下水は毎分200リットルの水量が計画されている。
この水族館のリニューアルをプロデュースし、世界初の「川が凍る水槽」を発明した中村によれば、この地には、「豊富な地下水、厳しい寒さ、“魔法”の温泉がある」とし、地域の温泉と自然をマッチさせれば小さな水族館でも大きな魅力を持たせられると判断し、その特性を生かして水族館を作っている。また、中村は、日本初の「滝つぼ水槽」、「記念撮影ができるアーチ型水槽(門型の水槽)」、「金魚の万華鏡型の水槽」(360度魚を観察できる水槽)、「2つの水槽で構成するケーキ型水槽」などを考案・発案したのは、水族館職員だとも述べている。
・冬に凍る川の水槽
・滝つぼ水槽
・イトウの大水槽
・川魚のジャンプ水槽
・世界の熱帯淡水魚
・いただきますライブ
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ウィキペディアの項目「山の水族館」を素材として二次利用しています。
観光スポット詳細
- 電話番号
- 0157-45-2223
- FAX番号
- 0157-45-3374
- 住所
- 〒091-0153 北海道北見市留辺蘂町松山1-4
- 営業時間
- 09:00~17:00
夏季営業時間、冬季営業時間09:00~16:00
- お休み
- 第1月曜,第3火曜 (夏季)無休、(冬季)毎週月曜日、12月28日~1月1日
- 料金
- ・大人 670円
・小人 300円
・高校生以上670円、小学生300円、中学生440円、その他各種料金設定あり
- 最寄駅
- JR「留辺蘂駅」
- 交通アクセス
- JR「留辺蘂駅」からバスで約20分、徒歩10分