虎ノ門ヒルズ
Toranomon Hills
虎ノ門ヒルズ(とらのもんヒルズ)は東京都港区虎ノ門にあり、2014年(平成26年)6月11日に開業した超高層ビルおよびその周辺に建設する4つのビルの総称で、森ビル株式会社が開発・施設運営を行う。
「環状第二号新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区」として東京都の施行、森ビル株式会社が特定建築者なって建設された。
1946年(昭和21年)に最初の整備計画が決定された環状2号線(東京都市計画道路幹線街路環状第2号線)は、用地買収の難航で着工できていなかったが、1998年(平成10年)に道路を地下化することで地元の合意を取り付け、着工に向けて動き出すことになった。
立体道路制度を活用して都道の上にビルを建設する構想を2002年(平成14年)に東京都が発表し、森ビルが参画を決めたことから事業化が進むことになった。
この森ビルの参画は、公共事業に民間が計画の作成段階から参画する「事業協力者方式」の第1号となった。
こうして事業計画の策定から参画したことから、4棟のビルを建設するとしていた東京都などによる初期の構想が、当時の森ビル社長である森稔が1棟への集約を主張したことで、超高層ビルを1棟建設する計画となるなど、森ビル側の意向が計画に強く反映される形となった。
この事業計画の最初の目的で事業の中核の一つである環状2号線の虎ノ門−新橋間約1.35㎞は、2014年(平成26年)3月29日に開通した。 この区間は、地下に片側2車線の本線、地上に片側1車線の車道と片側幅員13mの歩道・自転車道が整備されている。なお、地上街路の愛称は「新虎通り」と命名されている。
この道路のため、当施設の敷地内には、高さ約50mの換気塔が設置されることになった。
虎ノ門ヒルズの中核となる森タワーはその区間の西端部分に建設され、1階を道路が貫通する構造になっている地上52階・地下5階建てで高さ247mの超高層ビルである。
この高さ247mは、事業者である東京都が資料で公称している高さで、多くの超高層ビルが高さとして採用しているアンテナなどを含めた最も高い部分では255.5mとなる。
しかし、公共事業では大幅な計画変更には審議会の承認などが必要となることから、ヘリポートの高さをビルの高さとすることで計画変更を回避したため、高さ247mと公称することになった。
このため、開業時点では、公式には東京都内では東京ミッドタウン・タワー(248m)に次ぎ2番目に高い建物とされているが、最高部の255.5mを基準とした場合には東京都内で最も高い超高層ビルとなっていた。
【施設概要】
中心となる超高層ビルは地上52階・地下5階建てで、芝生広場のある庭園やガーデンハウスを併設している。
店舗は1階から4階部分とガーデンハウスにあり、4階と5階には「国際会議場」、6階から35階には「事務所」、37階から46階には「住居」、47階から52階にはホテルのアンダーズ東京という構成で開業した。
観光スポット詳細
- 電話番号
- 03-6406-6665
- 住所
- 〒105ー0001 東京都港区虎ノ門1丁目23番1~4号
- お休み
- 虎ノ門ヒルズ森タワー休館日:1月1日~1月3日
- 最寄駅
- 東京メトロ「虎ノ門駅」1番出口 徒歩 約5分
東京メトロ「神谷町駅」
東京メトロ「霞ヶ関駅」
都営地下鉄「内幸町駅」
JR「新橋駅」
- 交通アクセス
- 東京メトロ「虎ノ門駅」1番出口 徒歩 約5分
東京メトロ「神谷町駅」3番出口 徒歩 約6分
東京メトロ「霞ヶ関駅」A12出口 徒歩 約8分
都営地下鉄「内幸町駅」A3出口 徒歩 約8分
JR「新橋駅」 烏森口 徒歩 約11分