涛音寮(とういんりょう) 茶房さんがいや
Touinryou
涛音寮は国見町伊美という国東半島の最先端、姫島行フェリーの出ている伊美港近くにあります。山の方は、神仏習合の1300年の歴史文化の残る両子山があり、海の方は、周防灘フェリーが出ていて天気の良い日には山口県が見えます。
明治の中頃(約140年前)、造り酒屋の母屋として重光銀九郎が建てた木造三階建ての天守閣に似た城のような建物です。通称「三階屋」と呼ばれていましたが、平成9年4月に「涛音寮」として生まれ変わったのです。
現在の涛音寮は正式には純真学園国見研修所・涛音寮としてオープンしたものです。純真学園は純真短期大学等を経営する福岡市にある学校法人で、重光家の親戚にあたる故福田敏南氏が前理事長を勤めていました。涛音寮になる以前、純真学園の国東寮になってからのほぼ10年間は空き家状態でしたが、国東半島の芸術・文化の交流の場になればという氏の理解があって、傷んだ三階屋を丸2年を費やし全面的に修復復元したのです。今では国東固有の文化に接することのできる憩いの場として多くの人が訪れるようになっています。
館内には国見町の作家や大分県内外の作家の作品が展示されており、季節毎に特別展も行われています。
一階の土間の一角は女性表具師「和田木乃実」の仕事場になっていて、館内は彼女の創作屏風や額、掛け軸の展示しています。
また、涛音寮は表具作家・和田木乃実の生家でもあり、三階屋の主としては五代目にあたります。
観光スポット詳細
- 電話番号
- 0978-82-1328
- FAX番号
- 0978-82-1319
- 住所
- 〒872-1401 大分県国東市国見町伊美2017
- 営業時間
- 9:00~17:00
- お休み
- 火曜日(祝日の場合は開館)
- 料金
- 入館料 /大人200円
涛音寮御膳1575円たこめし御膳1050円
- 最寄駅
- JR日豊本線「宇佐駅」
- 交通アクセス
- JR日豊本線「宇佐駅」から大交北部バス豊後高田行きで10分、終点で大交北部バス伊美港行きに乗り換えて40分、伊美下車、徒歩5分