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河内藤園

Kawachi Fujien

九州 公園・庭園 文化と歴史 福岡県

河内藤園

河内藤園は、日本有数の広さを誇る私営の藤園。1977年4月開園。1000坪の大藤棚を中心に、藤ドームや藤トンネルをめぐらす。4月下旬から5月中旬にかけて、さまざまな藤の花が順繰りに咲き乱れ、その色彩と芳香で来園者を魅了する。花は、野田長藤、口紅藤、赤紫、青紫、紅、白、八重、長、中、短の各種。22種類で計150本。

河内貯水池付近の山あいにあり、交通の便がよくない。路線バスは2011年に廃止された。タクシー利用の場合はJR八幡駅から片道3000円前後、JR小倉駅から片道4000円強かかり、レンタカーのほうが安くつく。自家用車を利用できない方は最寄の河内温泉あじさいの湯の送迎バスを利用して、温泉がてら立ち寄るのがよかろう。

河内藤園は知る人ぞ知る花園だ。宣伝は一切していない。主人は藤園を厳格に管理しており、観光客が大勢集まると不届き者が藤の木を傷めるからと集客に乗り気でない。好きな方だけが来てくれればよいという姿勢だ。客を選ぶ商売は三大都市圏では差別化戦略として有効だが、いまの北九州で頑固一徹では経営が苦しかろう。

入園料は0円~1000円。開花状況により変動する。入園料1000円を要求されたら、もっとも美しい時期にめぐりあえたと喜ぼう。来園者は毎年来園する贔屓の団体客が多く、大藤棚の下で持参の弁当を食べたり、藤の下でのんびりおしゃべりして過ごすそうだ。カラオケなどの騒がしい行為は禁止。ペット同伴も禁止。

河内藤園は紅葉の名所でもあり、樹齢30年近くのモミジの木が約700本、樹齢70~80年のモミジの木が18本ある。11月中旬から12月中旬にかけて、藤園と同じく厳格に管理され、凛とした気配ただようモミジの森を散策できる。入園料は0円~300円。なお、藤の季節にモミジの森に入園することはできない。

ここ数年は口コミが世界に拡散して来園者が爆発的に増えた。来園者の唐突な増加に対応できず、さまざまな軋みが出ている。

まず、見ごろ時期の交通渋滞が凄まじい。この場所は短時間で大量の人員を輸送できる交通環境にない。北九州市が河内藤園の人気を把握しておらず、道路工事で渋滞に拍車をかけているのは最悪だ。バス事業者も路線バスを廃止したまま再開に動かない。結果、自家用車でも公共交通でも近寄れない場所になっている。

園内では藤の木が変調をきたした。藤は根元を踏まれるのに弱いらしいが、以前の無防備な状態でさんざん踏まれてしまった。大藤棚では大枝が枯死するなどの悪影響が出て、木の周囲を竹で囲う保護手段を講じたが、今年はさらに木製通路を敷設して人の移動を制限した。藤トンネルでも根を踏まないように呼びかけが行われている。

園内は混雑するとはいえ身動きが取れないほどではない。来園者数は駐車場の最大容量によって一定に保たれる。大藤棚を見下ろす見晴台は最大時でも空いていて、持参の弁当を広げてピクニックする余地は十分にある。

出典:河内藤園

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観光スポット詳細

電話番号
093-652-0334
住所
〒805-0045 福岡県北九州市八幡東区河内2-2-46
営業時間
開園時間:9時~18時
料金
入園料:0~1000円
Web
http://gazone.morrie.biz/kooen/kitakyuusyuu/kawati_huzien.html
最寄駅
JR「八幡駅」
交通アクセス
・JR「八幡駅」から車で約30分
・北九州都市高速 大谷ICまたは山路ICより車で約15分

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